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2007年8月11日 (土)

善光寺の研究を学ぶ4-坂井衡平さんの境内図-

第5章第1節の天仁炎上説と冶承の大災の項で、応安縁起の「文永炎上以後建立之次第」や「三宝記」などから諸堂の建立について整理されている。
(1)金堂 東西7間、南北11間
(2)礼堂 東西6間、南北17間(観揚坊)
(3)南廻廊東9間(観揚坊)
(4)鐘楼(観揚坊?)
(5)常行堂(観揚坊?)
(6)中門(観揚坊?)
(7)法華堂(観揚坊?)
(8)涅槃釈迦堂(観揚坊)
(9)聖徳太子御影堂(観揚坊)
(10)南廻廊西9間(蓮浄坊)
(11)護法堂(蓮浄坊)
(12)籠屋(蓮浄坊)
(13)冷殿(蓮浄坊)
(14)唐門(蓮浄坊)
(15)拝殿(蓮浄坊)
(16)四角五重塔(性定坊)
(17)曼荼羅堂(性定坊)
(18)念仏堂(北条政子)
(19)諏訪南宮社(今溝兵衛入道)

 坂井さんは、これらの堂舎を中門によって南北のふたつの区画に分け
南の区画には唐門と諏訪南宮社と念仏堂
北の区画には金堂と拝殿と礼殿を南北に北から配置し、礼殿の西に五重塔、東に曼荼羅堂を配置した平面想像図を描かれている
 これらの堂舎の種類と配置に対する一遍聖絵の関係も興味深いが、その造立にあたった観揚坊、蓮浄坊、性定坊といった人物も興味深い

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